曹操の大立ちまわり

クラフトビールに合う映画と肴

Y.MARKET BREWINGの南国旅行(IPA)が本域の南国旅行でびっくりした話。

日頃、映画と肴とをご紹介していますが、今回はそんなこと言っていられないほど感動したクラフトビールに巡り合ったので、勝手にご紹介します!

 

f:id:sosobosatsu:20200315140921j:plain

ネーミングセンスにスタンディングオベーション

今回ありがたくいただいたのはこの写真の通りの、もう旨そうIPA、その名も「南国旅行」
側のおしぼり袋の写り込みで、私の「南国旅行」への逸る気持ちお分りになるのでは。退けている暇なんてないくらい、すぐ行きたかったです。なんたって香りが最高。いかにもトロピカルで、本当にトロピカル。うまい!

日頃の私は、お店に着くなり、喉の渇きの勢いのまま直感で注文することの方が多いのですが、喉に潤いのある場合は、お店のTAPリストから醸造元のWebページへお邪魔してどんなビールかチェックすることも楽しみのひとつ。

その楽しみの則って、Y.MARKET BREWINGさんのWebページへ行ってみると「南国旅行」について、こんな素敵な紹介文が!

黄桃、白ぶどうのようなアロマ・フレーバー、ぶどうの果皮に感じるような渋苦さを感じるホップキャラクター。
モルト由来の甘さを残し、オーツ麦や小麦由来のとろりとした質感もしっかりと感じられるNEIPA。
Cホップと言われるホップをほとんど使わずに造ったトロピカルな仕上がりはまるで南国旅行で飲んだカクテルのよう!?

 

あー上手い。この「!?」で終わらせるのが何とも上手いです。まんまとそそられました。迷わず注文!飲んで見てまさにこの通り!感動でした...


きっとクラフトビール愛のかたまり:Y.MARKET BREWINGさん


そして驚くのがY.MARKET BREWINGさんのクラフトビール一覧なるページがえぐい。その量たるや、逆におっかないです。愛を感じるし、どれも最高に旨そう。
是非、みなさんにもこのおっかなさ感じてほしい!

craftbeer.nagoya

東京に実店舗があったらと考えると、私の散財っぷりも容易に想像できて、これまたおっかない。お店目的で名古屋に行くのもアリですよね!クラフトビールツアー計画しようかな。

 

雰囲気心地よすぎ店:TAMSANG TOKYO × TAPTIMEさん

こんな感動的クラフトビールに出会えたのが、TAMSANG TOKYO × TAPTIMEさん!代々木公園駅からすぐの落ち着いて帰れなくなる系店でした。常連のわんこちゃんが居たりと、ビール×わんこの組み合わせも犬好きにとっては涙もんでした。

店員さんも素敵な距離感。人気も人気のUCHUが飲みたくて行ったのですが、UCHU以外も豊富な品揃えでした。UCHUはオーナーさんが切らさぬよう、繋ぎ続けられるよう、努力していらっしゃるそうで...大変ありがたいです。おかげさまで晴れてUCHUデビューできました。感謝!

テイクアウトもできるそうで、近くの代々木公園でゆっくりクラフトビールなんてのも叶いますね。NICE立地。みなさんも是非!

twitter.com

男のプライドが熱い「タクシー運転手 約束は海を越えて」には閂IPAとヤンニョムチキンはいかがでしょう?

f:id:sosobosatsu:20190708195911j:plain

 

韓国の実在の事件と実在の人物

みなさんは光州事件をご存知ですか?私は「26年」という韓国映画を見て知ってはいたのですが...この「タクシー運転手」で更に悲しい歴史を学んだ気がします。

アカデミー賞で話題のソン・ガンホ氏が和かに笑っているビジュアルだったので、光州事件を扱う映画ではあるけれど、コメディ要素多めなのかな?と軽い気持ちで選んでしまったのですが...そうはいきませんでした。大泣きでした。

あるドイツ人記者を光州へ乗せて走る、熱いタクシー運転手を描いたお話で、登場人物が全員”熱い”ところが最大の魅力だと感じました。演技というよりドキュメンタリーを見ているようで、やっぱり韓国の俳優さんは上手いなあと、素人ながら感心してしまいました笑

そして、韓国映画の魅力でもある「ご飯」のシーン。韓国映画には必ずと言っていいほど、キムチ・白米・焼酎が出てきますが、今回もしっかり出てきました◎
また、美味しそうに食べるし、美味しそうに撮るんですよね。

そしてそして、今回の映画で描かれているのは他でもない「タクシー運転手」
彼らが本当に素晴らしい!事実に基づく物語ということで、全てがリアルではないのだろうと思いますが...とにかく素晴らしいので、是非その目で確認してほしい!

 

今回のクラフトビールと肴

 

正直、お芝居に引き込まれて肴どうとか言っている場合ではないタイプの映画なのですが...今回は閂IPAとヤンニョムチキンを選んでみました◎

 

f:id:sosobosatsu:20200313232528j:plain

この閂IPAは、OH!LA!HO!ビールから出ているのですが、缶のインパクトも去ることながらIPAなのに、華やか!柑橘の香りがとってもいいです。しっかりIPAらしい苦味もあって◎

ほどよい苦味には、ほどよい辛みとほどよい甘さのヤンニョムチキンがぴったりです◎
唐揚げにヤンニョムソースを絡めるだけなので、肴としてとっても手軽!最近では大きめのスーパーにもヤンニョムソースが置いてありますし、東京は新大久保、大阪は生野のコリアンタウンなどに山ほど置いています^^
是非、一度お試しください!

 

▼タクシー運転手も定額見放題なのは
 U-NEXTだけのよう◎
 男のプライドを是非!

情熱とはこういうことか「5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生」には宮島ビール・ヴァイツェンと担々麺はいかがでしょう?

f:id:sosobosatsu:20200312124022j:plain

 

 

実話に基づく物語

先天性の病で、視力の95%を失ってしまった少年サリーが、子供の頃からの夢であるホテルマンになるべく、ホテルに目が見えないことを隠して、見習いの研修生として働き始めます。
劇中には、ベットメイク、フロント、厨房、バー、給仕...などなど多岐に渡るホテルの仕事の過酷さが描かれています。その仕事の全てをほとんど目が見えていない中で、工夫して、努力して、奮闘する姿がたくましく描かれるドイツ映画です。

毎度のことながら、あらすじは書かないものの、実話に基づいて居るというのがなによりも驚きでした。モデルとなったのがサリヤ・カハバッテ氏。

サリヤ氏本人がホテル見習いとして勤務したあと、何年も失明していることを何年も隠して接客業をしていたことなどを書いた自伝に基づいて制作されたそう。見えていたとしても難しい接客業をこなし、しかも失明の事実を隠しておくなんて、芯の強さに心の底から頭が下がります。

たくましく努力する姿を見て、自分の情けなさをしみじみと感じました。映画で自分を見つめ直すことってありますよね^^

それはさておき、本作はとにかく心洗われる作品です。仕事に悩む人が見ると、もう一度頑張ろうと思えるきっかけになるのではと思います。私もこの映画を「勤めて居る時に見ればよかったなあ」後悔したところです。
サリーを取り巻く人々も素敵で、

”情熱とはこういことか”
”情熱を持って働くとこんな人が周りに現れるんだ”

と気づかせてくれる作品です。

 

今回のクラフトビールと肴

 

今回は情熱をこの映画で感じたので、情熱の赤=担々麺!(怖いほどの無理やり笑)ということで、担々麺に合うクラフトビールとして、広島県は宮島の「宮島ビール ヴァイツェンを選びました。

 

f:id:sosobosatsu:20200312221928j:plain

 

この宮島ビールは私にとっては、かなり特別で、宮島に旅行した際に立ち寄ったMIYAJIMA BREWERYで出会った最高の一杯でした。これまで飲んだ中で一番美味しかったんじゃないか?と思うほど私の好みでした!

非常に、非常に華やか。フルーティーとはこのことか!と思うほど。そしてドイツのフランチスカーナーやヴェルテンブルガーヘフェバイスに近いです。本当に美味しい。

私がビール好きになったのは、このフランチスカーナーがきかっけだったので、なんだか懐かしい感覚にもなりました。
みなさんもできれば宮島で飲むべきです!お店もスーパーオーシャンビューで、牡蠣と一緒だと尚美味しいんです。

f:id:sosobosatsu:20190915133255j:plain

なぜビール込みで撮影しなかったのか謎です笑
美味しかったですとっても!
もう今回の肴は牡蠣でもよかったのではないか...

一応、今日の担々麺ですが、
鶏がらスープに豆乳とラー油、
ひき肉を濃いめの味付けでピリ辛に炒めて、
プリン体は気にしませんが、糖質を気にする私は、麺をこんにゃく麺にしています◎
見た目とスープだけ担々麺になっていれば、結構誤魔化せるものです。
是非、お試しあれ!

 

 ▼そしてこれもU-NEXTで見れます◎
 完全に回し者になってしまっていますが...
 無料で見れるのはここだけみたいですね◎

 

ただのコメディ映画ではない?「摩天楼はバラ色に」には、ブルックリンラガーと豚の角煮はどうでしょう?

f:id:sosobosatsu:20200311123244j:plain 

摩天楼と書いて”ニューヨーク”と読む、逆に渋い。

日本題からもレトロさを感じるこの映画「摩天楼はバラ色に」はニューヨークを舞台に、成功を夢見てカンザス州の田舎から出てきたブラントリーの奮闘を描く、1987年に公開されたコメディ映画。本気と書いて”ガチ”と読むみたいな表現も最近減りましたね。笑
逆に新しいというか、私は渋さを感じて題名から見ようと決めました。

主人公のブラントリーを演じたのは「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でお馴染みのマイケル・J・フォックス。彼の作品は片っ端から見て居るという熱烈なファンの方、結構いらっしゃいますよね。

本作はただのコメディ映画と思いきや、会社で働くお偉方の風刺が心地よい作品で、こんなの居るよねーとつい、こぼしてしまうほど。社会に出て働いたことのあるひとなら、結末含めて痛快に見進めることができると思います。反対に学生のひとにも内容がわかりやすいので、いまのうちから社会勉強と思って見るのもオススメです。これから社会に出ると、必ず想像もしなかった人間に遭遇してしまうものです。笑

あらすじを語るのは、前回の記事同様、これから見るかもしれない方々に勿体無いと思ってしまうので...
ひとつ言えることは、コメディ映画に欠かせないヒロインがもちろん登場するものの...その出会い方がファーストツッコミになるということ。笑
かつてアラサーの私が小学生の頃、公民館で見かけましたが、いまはあまり見かけないある「モノ」が出会いの場となります。若い子は見たことがないかも?是非、想像しながら見て欲しいと思います。

そして、何よりこの映画で素敵だったのはコメディであるのに、刺さるフレーズがたくさん出てくること。ネタバレにならない程度に私に刺さったものをご紹介すると、

「チャンスさえくれれば」
「世の中ワルが勝つのよ」
「前向きに生きないと不幸になるわよ」

の3つ!病んでいるのでは?と思われるかもしれないのを覚悟でご紹介しましたが、結構刺さりました。生きていると色々あるものです。笑

 

今回のクラフトビールと肴

映画の舞台がニューヨークということで、ブルックリンラガーを選びました。

f:id:sosobosatsu:20200311190712j:plain



ブルックリンラガーはお洒落なロゴで有名ですが「I♡NY」のデザインでお馴染みのミルトン・グレイザー氏がデザインしたとか。それまで人気のなかった小さなビール工場を一躍大人気のビール工場へ押し上げたそう。
人気デザイナーですから、ものすごいデザイン料が取られたのではと心配しましたが「会社の株の一部と、一生涯ビールを飲ませてくれれば良い」と言って無料でデザインしてあげたという逸話が。なんて渋い男なんでしょう。

最近は、日本でもキリンが販売するようになったので、人気の高まりと共に置いて居る店も増えてきましたし、もはやクラフトビールとは言えないかもしれませんね。

しかし、人気が出るのも納得がいく、日本人には馴染みのあるラガーで、和食にも合うのがこのビールのいいところ。
程よい苦味が、和食の出汁や優しい甘さを引き立てる。そんな気がします!
私はたとえ下手なので...ワインでお馴染みの田崎さんが見たら、どれだけ叱られるかと恐れるばかりですが、一度和食と一緒に試して見てほしいと思います。私の大好きなイオンリカーにはレギュラーと言っていいほど置いてありますし、大きめのスーパーには缶ビールコーナーにも並んで居ると思います。

そんなブルックリンラガーにオススメなのが豚の角煮
角煮というと作るのは面倒という方も多いと思いますが...面倒な煮込み料理は炊飯器に任せるのがイチバンです!

豚のブロックを買ってきて、適当な大きさに切る。
生姜ひとかけらを適当にスライス、
大根も皮を剥いて大きめにカット
全部炊飯器に入れて、
酒・砂糖・オイスターソースを大さじ2ずつ、
醤油をちょびっと、
水は大体400cc(普通サイズのコップ2杯くらいですかね)
これで炊飯器のボタンを押すだけ。

1時間もすれば箸で簡単に切れる柔らかい角煮が出来上がっているはずです!通常角煮は煮る前に、豚に焼き目をつけるためフライパンで焼いたりするので、面倒でなければ炊飯器に入れる前に、是非焼き目をつけるとより本格的になります。(私は面倒くさがりなので焼きませんでした)
半熟卵も面倒でなければ、是非追加をオススメします。炊き上がった炊飯器に小一時間入れておけば、程よく味が染み込みます。

さあ!一味をたっぷりかけて、食べて見てください!
簡単なのに、手間暇かかった感じが出てます。笑
お試しあれー!

 

▽さて、この映画もU-NEXTで
 無料鑑賞できました。
 レトロな映画が多いのは魅力ですね。

父の愛が溢れる映画「LIFE IS BEAUTIFUL」には、バラデンビール・イザック+焼きサーモンサラダはどうでしょう?

f:id:sosobosatsu:20200310095555j:plain

 

名作LIFE IS BEAUTIFUL


1997年公開のイタリア映画の代表格で、
第二次世界大戦下のユダヤ系イタリア人家族のお話。
高校の世界史の授業で見たことがあるなんてひともいるほどの名作。

父のグイドはとにかく明るく雄弁で、なんとも愛すべきキャラクター。
妻のドーラは色々あってグイドにベタ惚れ。
息子のジョズエはとにかく可愛くなんとも健気。
序盤は軽快なコメディ調ですが...
次第に非情なホロコーストを免れようとする親子の姿が描かれます。

あらすじを書いてしまうと色々な意味で勿体無いので...
この映画で素晴らしいのは「明るい嘘」
題材はホロコーストなので苦しいけれど...この「明るい嘘」が純真無垢な息子ジョズエを守り続けます。

脚本・監督・主演の3役をこなしたロベルト・ベニーニはその年のアカデミー賞主演男優賞を受賞。
プライベートライアンで主演したトムハンクスを押しのけての受賞だったとか。演技に詳しくない私でも、納得でした。

 

今回のクラフトビールと肴

LIFE IS BEAUTIFULの舞台はイタリアのトスカーナロベルト・ベニーニの出身もトスカーナだそうです。これにちなんで、イタリアのクラフトビール界を牽引するバラデンビールを選んでみました。
瓶も洒落てますよね、さすがイタリア。おしゃれ!

f:id:sosobosatsu:20200309220416j:plain


バラデンビールにはバラエティ豊かなビールが揃いますが、
今回はホワイトビールのイザックをチョイス。グリーンのラベルも変わった形をしていますね。
オレンジピールコリアンダーがなんともいい塩梅。栓を抜いた瞬間から香ります。

口当たりもほんのりコリアンダーを感じるものの、流石のホワイトビール。刺激少なめで爽やか。こんな穏やかなビールに絶対合うな...と選んだのが焼きサーモン

バラデンビールの代表であり、醸造家のテオ・ムッソ氏はビールと料理のマリアージュを探求しているとか。イザックとサーモンを合わせると、サーモンの脂がさっぱりいただける...さすがテオ・ムッソ氏。

今回は、ロメインレタスを細めに切って、ベビーリーフと3:7くらいの割合でミックス。その上にしっかり目に塩胡椒して焼いたサーモンを。
赤と黄色のミニトマトで彩り。イタリア料理に寄せて粉チーズも振ってみました。レモンを絞ると、イザックと相まってさらに爽やか。
上出来でした〜

日本人らしく箸を用意してしまったものの...
フォークでザクザク行った方が、映画を見ながらにはいいかも。サーモンも骨は取り除いてから盛り付けないといけませんね、退けながらの映画鑑賞は気が散りますね。
ご法度、ご法度。

とにかく、肴なくとも、ビールなくとも、誰もが納得の名作。是非、見て欲しい!

▽動画配信サイトではレンタルになってしまうものの、
 U-NEXTは31日間無料で鑑賞できるようです。是非お試しあれ。

 

クラフトビールに合う映画と肴。

はじめまして。
映画とクラフトビールをこよなく愛し、
プリン体を恐れず、ホラーは全く見れない、尻でかめのアラサーです。

林修先生が
「これからの時代は一つのことに特化した人物が生き残る」的なことを言っていたので、自分を見つめ直しました。私が人よりも私が詳しいものってなんだ?

クラフトビールと映画と肴だ! 


しかし、
クラフトビールについては飲むのが好きなだけ、
醸造までは及ばない。

映画も私よりもはるかに詳しい人は有村昆で、
LiLiCo
ほど上手く語れない。

肴は食べるもの作るのも好きだが、
土井善晴
ほど洗練されておらず
平野レミより独創性もない。
ブロッコリーを丸ごと立てる料理なんて誰が思いつく?)

二番煎じ、三番煎じ、もはや何番煎じなのかわかりませんが、
クラフトビールを軸に、これに合う映画と肴を
私なりに更新していきます。

これから宜しくお願い致します。
ぜひ、お付き合いくださいませ。

span.author.vcard {display:none;}